地球温暖化を監視しています
観測施設では地面からの熱を避けるため芝生を植えています。
気象庁では、温室効果ガスである二酸化炭素やメタン等の空気中濃度を観測しており、そのデータを見ると温室効果ガスの濃度は増加傾向にあることがわかります。温室効果ガスは赤外線を吸収・放出する性質があるため、地表から放射される熱を吸収し再び地表に戻して付近の大気を温めます。このため温室効果ガスが増えると気温が上昇します。これが地球温暖化です。金沢地方気象台では石川県内の気温の観測を行っており、金沢で1882年から、輪島で1929年から、アメダス観測所では1979年からのデータを蓄積し、その変化を監視し、将来予測にも役立てています。
これからも、世界中の気象台と一緒に地球の温暖化を監視していきます。
日本付近の二酸化炭素濃度は年々増加を続けています。
金沢の年平均気温は100年で1.6度の上昇傾向となっています。
金沢地方気象台の冬日日数(最低気温が0度未満の日数)
金沢地方気象台の年最深積雪(積もった雪の最も深かった値)
「気候変化レポート2018」に都県別経年変化を掲載しました。詳しくはこちらをご覧ください。
ネコロジー博士のQ&A
地球温暖化の原因は何ですか
大気中に含まれる二酸化炭素やメタンなどには、海や陸などの地球の表面から地球の外に向かう熱を大気に蓄積し、地球の表面を暖める性質(温室効果)があるので温室効果ガスと呼ばれています。
18世紀半ばから、人間活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中の温室効果ガスの濃度は急激に増加しました。急激に増加した温室効果ガスにより、大気の温室効果が強まったことが、地球温暖化の原因と考えられています。
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出展者情報
金沢地方気象台
〒920-0024 金沢市西念3-4-1金沢駅西合同庁舎8階
TEL.076-260-1462